生きるってどんなことなのか、身をもって知らせてくれたのがたびたびこのブログで登場する僕の先生でした。

コミュニケーション術という武器も、自信もなくて、怯え続けて劣等感にさいなまれていた僕が、自分でも「変われた!」と断言できたのは、たった一つの出会いでした。

正直、最初は気が進まなかったもののこういう仕事をしてくれていてありがとうと思いました。

これに関しては、親に感謝してます。

岩波先生に引き合わせてくれたのは、親でしたし、僕一人では先生の存在は(たぶん)知らなかったと思います。

知っていたとしても、果たして僕が通えることができたのかどうか疑問ですし。

お金も高い方ですし、予約もとりづらい状況だと、すばらしい出会いにはつながらなかったかもしれません。

自分で変わろうとする意志もなくしていたかもしれません。

ずっと、劣等感を抱えたまま、生きていったことへの恐ろしさを考えると、人生ってどこに転機があるかわからないものですね。

複雑な親への気持ちもあるけれど、僕の不登校とひきこもり、対人恐怖症や社会不安障害の苦しみを心配してくれたのは、ありがとうと言いたいです。

もっと時間が経っていたら、僕は人間不信がきわまり、岩波先生のプログラムであろうと参加しようという意志はなかったかもしれません。



だから、いま出口が見えなくて困っている人は、それでもどこかで転機があると思っていていいですよ。



でも、いくら親が不登校支援施設やフリースクール、カウンセラーのところに連れて行っても、そこが凡人、平凡、パワーがない人だったら、意味がないです。

だから、一番の感謝は、とても強烈な個性を持ちつつも素晴らしい先生という人間がいてくれたこと、そして「心の問題」を扱う仕事をしていることだと強く思います。

どっちか片方がかけていても、今の僕はなかったのは間違いないです。

あと、不登校や神経症の問題が良くなっていったと同時に、(何度も言いますが)人間関係の中で生きやすくしてくれる武器(コミュニケーション術)を教えてくれたのは、自分でも思ってみなかったことでした。



最初は僕の心のもやもや、どうしようもない倦怠感と閉塞感、対人恐怖症や社会不安障害の症状だけを治療してくれるのかなと思っていたんですが、さらにその上がありました。

僕も人間関係をよくする技術が欲しいなぁとずっと思っていたから、「これだ!」と思いました。



でも、順番があると思うから、まずはマイナスの部分を処理していって、ある程度できてきたから、プラス部分のコミュニケーション能力や彼女の作り方、もてる方法(笑)を伝授してもらって、自信をつけていったらいいと思います。

親から薦められた時は、ここまで威力のあるプログラムだとは想像もつきませんでした。

みんなわからないと思います。

親自身もわかっていなかったですから。

なんでも経験しなくちゃわからないですよね。

世界にああいう先生、プログラムはないそうです。

あまりに規格外だとのこと。

実際そうだったけど、無意識への対策と訴えかけは驚きでしたし、会話術についても今も役立っています。

それを若いうちに受けることができたのは運が良かったです。